2024.02.21 COLUMNINTRODUCTION
  • X
  • LINE
  • Facebook

宅配ボックス、築浅8割に賃貸住宅の人気設備を分析

最近の賃貸市場では、新年度の部屋探しの最盛期に合わせて、築浅物件の人気設備に関する興味深い傾向が明らかになっています。
特に若者を中心とした居住者の間で、生活の質を高める設備へのニーズが高まっていることが分かりました。
最新の不動産情報サイトのデータ分析によると、宅配ボックスの設置や無料インターネット接続サービスなどが、現代の賃貸住宅において必須条件となりつつあります。

東京都内で掲載された約130万件の賃貸物件を対象にした調査では、築3年以内の物件において、間取りの大小を問わず、多くの機能や設備が充実していることが確認されました。
特に一人暮らし向けの物件では、「洗面所独立」が8割、「コンロ2口以上」が7割、「インターネット無料」の提供が7割に達しています。
これらの設備は、後からの設置が難しいものも含まれており、部屋選びの重要なポイントとなっています。

また、「宅配ボックス」の設置は、築浅物件の8割以上で見られ、不在時でも荷物を確実に受け取れる利便性が高く評価されています。
4月からはトラックドライバーの労働時間規制の開始に伴い、「置き配」への需要も増加していることから、この設備の重要性はさらに高まっていると言えるでしょう。

こうした背景から、物件を選ぶ際の新たな基準として、宅配ボックスの有無が大きな影響を与えていることが伺えます。
都内では、賃貸物件の4割にその設置が広がり、その普及率は今後も急速に拡大すると予想されています。