2024.03.07 COLUMN
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盗難リスクを回避!最新の置き配ボックス活用法

近頃、通販の利用増加に伴い、不在時でも荷物を安全に受け取れる「置き配ボックス」の利用が拡大しています。
しかし、その一方で、置き配ボックスを狙った盗難事件も増加の一途を辿っています。
この記事では、置き配ボックスをめぐる盗難リスクと、その防止策について詳しく見ていきます。

置き配ボックスの魅力と普及背景

置き配ボックスとは、不在時の住人のために配達員が荷物を安全に預けることができるロッカー型設備です。
個人宅はもちろんのこと、集合住宅にも普及しています。
ネット通販の増加と共に宅配便の需要も高まり、この11年で取扱個数は約1.4倍に増加。
その結果、不在時の再配達問題や配達員の負担軽減にも大きく貢献しています。

盗難手口とその対策

不在票を悪用した盗難

不在時に配達された荷物は、配達員が置き配ボックスに安全に保管しますが、この際の不在票が盗難犯に狙われるケースがあります。
犯人は不在票を盗み、記載された番号を用いてボックスを開け、中の荷物を盗む手口です。

置き配ボックスの持ち去り

特に個人宅で設置される軽量タイプのボックスは、丸ごと持ち去られるリスクがあります。
これを避けるため、固定式のボックスの利用や、セキュリティ対策が推奨されます。

盗難発生時の適切な対応法

置き配ボックスでの盗難は、各ボックスで設置方法や解錠方法が異なるため100%防げるものではありません。
もし、想定していた荷物が置き配ボックスに見当たらない場合、次のステップで適切に対処することが重要です。

配送業者への確認

最初のステップとして、配送されたはずの荷物が実際に届いていないか、配送業者に確認を取りましょう。
場合によっては、配達ミスが原因であることも考えられますので、配達状況の詳細を聞くことが重要です。

警察への通報

配送業者から荷物が配達されたことが確認でき、盗難が疑われる場合には、速やかに警察へ被害届を提出します。
これにより、犯人特定や荷物回収の可能性が高まります。

盗難時の補償体制

万が一、置き配ボックスの荷物が盗難に遭った場合、補償の有無は利用者にとって重要です。
基本的には、配送業者からの直接的な補償は期待できないケースが多いです。
配送完了後の荷物は受取人の責任とみなされるため、配送業者の責任は免除されがちです。

しかし、大手通販サイトをはじめとする一部のサービスでは、置き配ボックス経由での配送に限り、特定の補償を設けている場合もあります。

また、宅配ボックスのメーカーによっては、補償サービスを提供していることもあるため、購入時や利用時に補償内容を確認することが望ましいです。

さらなる盗難防止策

置き配ボックスを利用するにあたり、盗難リスクを最小限に抑えるために宅配ボックスの選び方に注意する必要があります。

埋め込み型宅配ボックス

一戸建て住宅での利用を考えている場合、埋め込み型の宅配ボックスが推奨されます。
これは、ボックス自体が盗まれるリスクを軽減できるだけでなく、見た目にもスマートであり、セキュリティ面でも優れています。

しかし新築では検討されますが、既存の物件では施工コストにより後付けタイプを選ぶケースが大半と言えます。

盗難防止策として、アンカー施工、ワイヤー、レンガや砂袋を入れた専用ベース、スライドブロックやフリーウェイトを使用した設置が考えられます。

ルスネコボックスは全ての防止策に対応できる宅配ボックスとなっております。

高度な施錠システムの選択

宅配ボックスの施錠方式には様々な種類がありますが、セキュリティ性を重視する場合は、スマホで解錠できるIoT宅配ボックスや、ICカードによる認証システムを採用することが望ましいです。
これらの方法は、不正解錠のリスクを低減し、より安全に荷物を受け取ることを可能にします。

現在、採用している宅配ボックスの選択肢は少なく、高価なため現時点では現実的ではありません。

マンションの郵便ポストから不在票を抜き取り、配達員が設定した暗証番号を確認してボックスを解錠する事件をご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

南京錠やプッシュキータイプのボックスは鍵の紛失リスクがありますので、おすすめはご自身で設定した暗証番号で解錠できるボックスです。

ルスネコボックスはスタンダードもPremiumシリーズも自身で設定した暗証番号で解錠可能です。

安全な受け取り方法の検討

自宅以外での受け取りも盗難リスクを下げる有効な手段です。
コンビニ受け取りや、宅配業者専用ロッカーの利用は、受け取り手段を多様化し、より安全な配達方法を提供します。

場所により受け取れるサイズが異なる点や足を運ばなければならない面倒が発生します。

置き配ボックスの未来

物流2024年問題にも一役買う宅配ボックスは、今後も私たちの生活に欠かせない存在として、さらなる進化を遂げることでしょう。