2024.04.09 COLUMN
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置き配サービス導入:宅急便の新しい受け取り方

ヤマト運輸が6月10日より、「宅配便」「宅配便コンパクト」の受取方法の新たな選択肢として「置き配」オプションを導入します。
対象となるのは、5600万人を超える「クロネコメンバーズ」の会員です。

「置き配」可能な荷物:対象サービスをチェック

「置き配」の利用が可能なのは、通常の「宅急便」およびそれより小さい荷物を扱う「宅急便コンパクト」のみに限定されています。
冷蔵や冷凍の商品を扱う「クール宅急便」、送料の着払いが必要な荷物や代金引換サービスを利用する荷物は、「置き配」の対象外とされています。

出典:ヤマト運輸株式会社

宅配の利便性向上:ヤマト運輸の取り組み

ヤマト運輸はこれまでにも、受け取りの利便性を高めるため、「クロネコメンバーズ」会員向けに様々なサービスを展開してきました。
自宅以外の受け取り場所の選択肢を広げ、全国に5万箇所以上の受け取りポイントを提供しています。
これには、営業所、コンビニエンスストア、オープン型宅配ロッカー「PUDOステーション」が含まれます。

再配達の削減と持続可能性への貢献

「置き配」のサービス拡大により、ヤマト運輸は再配達の回数を減らし、物流の効率化と温室効果ガスの排出量削減を目指します。
これは、持続可能な物流システムの実現に向けた大きな一歩と言えるでしょう。
「EAZY」とともに、年間約23億個の宅配便の内、約5億個がこの新しい受け取り方法に対応しています。

ヤマト運輸は、顧客の利便性向上と物流の持続可能性を目指して、「宅配ボックス」や「置き配」などの新しい配送オプションの提供を進めています。
これらのサービスがさらに社会に広まることで、再配達の必要性が減少し、より効率的かつ環境に優しい物流が実現されることを期待しています。