おすすめの宅配ボックス | 戸建て向け後付けタイプの選び方

最近、宅配ボックス市場では「配達員監修」や「現場の声を反映」といったキャッチフレーズを掲げた製品が増えています。
しかし、その言葉にどこまで信憑性があるのでしょうか?
この記事の目次
配達員が本当に監修したのか?
例えば、あるメーカーが「配達員監修の元に開発された宅配ボックス」と主張しています。
しかし、事実を調べてみると、そのメーカーが宅配ボックスを販売し始めたのは2021年6月。
一方、実際に配達員の声を取り入れ、現在市場に出回っている複数回投函可能な宅配ボックスの原型を開発したのは2017年7月発売の『ルスネコボックス』です。
「配達員監修」を掲げるなら、それを証明する具体的なデータや開発プロセスが必要なはずです。
しかし、そうした裏付けが一切なく、ただキャッチコピーとして利用しているだけなら、それは消費者を欺く表現にほかなりません。
宅配ボックスを選ぶ際には、単なるキャッチコピーに惑わされず、本当に信頼できる情報をもとに選ぶことが大切です。
日本での後付けの戸建て用宅配ボックスのパイオニアは?

パナソニック(Panasonic)
2016年に戸建住宅用宅配ボックス「COMBO(コンボ)」を発売
鍵付きで安全性が高く、戸建て向けに後付けしやすい製品として注目
その後、「コンボライト」などの改良版を展開
ナスタ(NASTA)
2017年に大和ハウス・日本郵便と協業し、戸建て住宅において初めて宅配ボックスを標準採用したメーカーであり、2018年には発送もできる戸建て用宅配ボックス「スマポ」を発売
玄関前や壁面設置に適したデザインで、広く利用される
その後、埋め込み型や複数サイズ展開を増やし、シェアを拡大
ルスネコボックス(宅配ボックス名品館)
2017年に複数投函可能な宅配ボックスを初めて導入
それまでの製品が「1回投函のみ」だったのに対し、再配達削減をさらに進める設計で業界に影響を与える
その後、大容量化など改良を継続中
物理キーが必要なプッシュロック式のデメリットは?

鍵の紛失リスク
物理キーを携帯していると、紛失した際に荷物を取り出せなくなる。
スペアキーがなければ開錠できず、メーカーや鍵屋さんに有償で依頼する必要がある。
鍵の持ち運びが必要
外出時や旅行中も鍵を持ち歩かなければならず、管理が煩雑。
家族で共用する場合、鍵の受け渡しが必要になり、運用が面倒になる。
施錠忘れのリスク
プッシュロック式は本体の側面に配置されることが多く、配達員が施錠を忘れるケースが多い。
一方、暗証番号式やゼロリターンキーは、扉の正面にあるツマミを回すだけで施錠できるため、施錠忘れが起こりにくい。
コスト削減を追求した低価格の製品のリスクは?

近年、コスト削減を追求した低価格の製品が市場に多く出回っています。
一見すると、高価な製品と外観が似ており、お得に感じられるかもしれません。
しかし、価格だけに注目して選択すると、思わぬ落とし穴が潜んでいることがあります。
品質の低下がもたらす影響
塗装の不十分さ
適切な塗装が施されていないと、製品の表面が早期に劣化し、錆びや色あせの原因となります。
バリの処理不足
加工後のバリが残ったままだと、怪我のリスクが高まるだけでなく、製品の組み立て精度や耐久性にも悪影響を及ぼします。
内部処理の簡略化
見えない部分の処理が省かれることで、内部からの劣化や故障のリスクが増加します。
鋼板の厚みの削減
材料費を抑えるために鋼板の厚みが減らされると、強度や耐久性が低下し、製品の寿命が短くなる可能性があります。
これらの要因により、本来7年持つべき製品が半分程度で使用不能になるケースも考えられます。
初期投資と長期的なコストのバランス
初期投資が半額で済むとしても、短期間で製品が劣化・故障すれば、再購入や修理費用が発生します。
結果的に、長期的な視点で見ると、総コストが高くつくことも少なくありません。
長期間にわたり安心して使用できる製品を選ぶためには、価格だけに惑わされず、総合的な品質や機能性を重視することが賢明です。
初期投資が多少高くても、長い目で見ればコストパフォーマンスに優れた選択となるでしょう。
設置方法のバリエーションは豊富か?

宅配ボックスの設置方法として、以下の方法が考えられます。
それぞれの特徴と注意点を説明します。
そのまま設置
宅配ボックスを地面に直接置く方法です。
設置が簡単で、場所の移動も容易ですが、強風や盗難のリスクがあります。
防犯性や安定性を高めるためには、他の固定方法と組み合わせることをおすすめします。
アンカー施工
コンクリートやタイルの地面にアンカーボルトを打ち込み、宅配ボックスを固定する方法です。
高い安定性と防犯性を確保できますが、設置場所に穴を開ける必要があり、専門的な工具や技術が求められます。
また、外構業者に依頼する場合は追加コストが発生します。
将来的に設置場所を変更する際には、穴が残る点も注意が必要です。
ワイヤー固定
宅配ボックスに設けられたワイヤーホールにセキュリティワイヤーを通し、自宅の柱やフェンスなどに固定する方法です。
設置が比較的簡単で、地面に穴を開ける必要がありません。
ただし、ワイヤーの強度や固定先の強度によっては、防犯性が制限される場合があります。
庫内の底面に重りを設置
宅配ボックスの内部底面に重り(例:フリーウェイトやコンクリートブロック)を置くことで、安定性を高める方法です。
設置が簡単で、地面に穴を開ける必要がありません。
ただし、重りの重量によっては十分な安定性が得られない場合があり、強風や盗難対策としては不十分なこともあります。
※ルスネコボックスExcellentのみ対応
専用ベースの使用
各メーカーが提供する専用のベースを使用して宅配ボックスを固定する方法です。
専用ベースは設置の安定性を高め、防犯性も向上させます。
ただし、専用ベースの購入に追加コストが発生します。
※ルスネコボックス全シリーズ対応
DIYで室外機のブロックなどで固定
エアコンの室外機用の架台やコンクリートブロックを利用して宅配ボックスを固定する方法です。
地面に穴を開けずに設置でき、好きな高さに調整することも可能です。
ただし、見た目や設置場所のスペースに制限がある場合があります。
各方法にはメリットとデメリットがあります。
設置場所の状況や防犯性、安定性のニーズに応じて、最適な方法を選択してください。
ただし、安価な商品ほどワイヤーホールがなかったり、オプション品が用意されていないケースが多く設置方法が限られる場合があります。
専用ベースのメリット・デメリット

宅配ボックスの設置において、専用ベースを使用して高さを上げることには、以下のようなメリットとデメリットがあります。
専用ベースのメリット
荷物の出し入れが容易になる
宅配ボックスの高さが上がることで、荷物の出し入れ時に腰をかがめる必要が減り、特に重い荷物の取り扱いが楽になります。
雨水の侵入防止
地面からの高さが確保されるため、大雨時に底面からの雨水の侵入を防ぐ効果があります。
積雪対策
積雪地域では、地面からの高さを確保することで、雪による扉の開閉障害を軽減できます。
安定性の向上
専用ベース内に重り(例:コンクリートブロック)を入れることで、宅配ボックスの総重量が増し、転倒や盗難防止効果が高まります。
傾斜地での設置対応
アジャスター付きの専用ベースを使用することで、傾斜のある場所や段差のある場所でも水平に設置することが可能です。
専用ベースのデメリット
設置の安定性
高さが増すことで、重心が高くなり、風が通り抜ける場所などは強風時の安定性に影響を及ぼす可能性があります。
そのため、しっかりと固定することが重要です。
設置場所の制限
高さが増すことで、設置スペースに制限が生じる場合があります。
特に、玄関周りのスペースが限られている場合は、設置場所の選定に注意が必要です。
移動の困難さ
専用ベースで固定すると、宅配ボックスの移動が難しくなります。
ただし、本体をベースから取り外すことで移動は可能です。
これらのメリットとデメリットを考慮し、設置場所の環境や使用状況に応じて、専用ベースの使用を検討することが重要です。
左右開きは本当に必要なのか?

宅配ボックスの開き方向について
扉の「右開き」「左開き」の定義はメーカーによって異なることがあります。
ここでは、右へ向かって開く扉を「右開き」、その逆に左へ向かって開く扉を「左開き」と定義して解説します。
左開きのメリット

設置場所の右側に壁があり距離がとれない場合、左開きの扉ならフルオープンにできるため、荷物の取り出しがしやすくなります。
また、玄関ドアが右開きの場合、宅配ボックスを左側に設置し、左開きを選ぶと、玄関ドアと宅配ボックスの扉が干渉せず、スムーズに荷物を家の中へ運び入れられます。
左開きのデメリット
基本的に設置場所が限定されなければ大きなデメリットはありませんが、プッシュロック方式を採用している場合には注意が必要です。
プッシュロックは本体の横に配置されているため、左開きを選ぶとロックが右側面に位置します。
そのため、設置場所の右側に壁があり距離がとれない場合、鍵を差し込んで回すスペースがなくなり、荷物の取り出しがしにくく、メリットがデメリットになる可能性があります。
最悪の場合、配達員もロックをかけるのが難しくなり、施錠されずに荷物が放置されるケースも…
実際に、購入後にこの点を失念していたというレビューも見られます。
設置場所に十分なスペースがあれば、扉の開き方向にこだわる必要はありません。
そのため、「絶対に左右開きタイプでなければならない」と考える人は、意外と少ないのかもしれません。

IP〇〇の信憑性について

IP(Ingress Protection)等級は、電気・電子機器や屋外設置物の防塵・防水性能を示す国際規格です。
通常、「IPXX」の形式で表記され、最初の数字が防塵性能(0〜6)、2つ目の数字が防水性能(0〜9K)を示します。
例えば、IP55なら「粉塵の影響を受けず、あらゆる方向からの噴流水に耐える」といった基準を満たしていることを意味します。
しかし、IP認証の表記があるからといって、必ずしも信頼できる製品とは限りません。
IP認証に潜むリスク
安価な商品ではコストダウンのために製造工場を転々と変えながら生産されることがあり、その結果、品質のばらつきが発生しやすくなります。
さらに、中には認証取得のためだけに作られたサンプル品を使用し、実際の量産品ではその品質を維持していないケースも見られます。
つまり、商品ページでは高い防水・防塵性能を謳っていても、手元に届く商品はそのレベルに達していない可能性があるのです。
実際の防水対策を確認
そもそも防水性能を謳っていない宅配ボックスを屋外の雨ざらしの環境に設置してしまうと、中の荷物が濡れてしまい、結局は置き配と変わらないという事態になりかねません。
そのため、購入前には商品ページをよく確認し、設置環境に合った製品を選ぶことが不可欠です。
一方で、パウダーコーティング塗装や庫内に水が入らない雨どいやパッキンなどの適切な防水対策が施されていれば、日常的な防水+防塵は十分クリアできます。
このように、IP認証の有無よりも実際の構造や防水対策の内容をしっかりチェックすることが重要です。
見せかけの認証や安価な商品に惑わされず、本当に安心して使える製品かどうかを見極める目を持ちましょう。
複数回投函可能+ポスト付きの罠

「複数回投函可能」「ポスト付き」と聞くと、一見すべての機能を備えた理想的な宅配ボックスに思えます。
しかし、このタイプには意外な落とし穴があるので注意が必要です。
特に、上扉の前面に郵便ポストがついているタイプには注意が必要です。
多くの製品では、ポスト部分の奥行きがわずか10cm程度しかなく、新聞などが最初に投函されると、それだけでネコポスやゆうパケットの追加投函ができなくなります。
結果として、最初の投函でスペースが埋まり、郵便ポストとしての役割を果たせなくなることも。
実際には、「無理やりポストを付けただけ」の宅配ボックスに過ぎません。
また、レビューが不自然に高評価だったり、商品ページの説明文が不自然だったりと、違和感を覚えるポイントがいくつもあります。
掲載されている画像も、実際の写真ではなく、合成やAI生成画像を多用しているケースが目立つのが特徴です。
いわゆる〇〇の臭いがプンプンする商品が多いため、安易に飛びつかず、実際の使用感や本当に求める機能を満たしているかを慎重に見極めることが大切です。
宅配ボックスの補助金に対応しているか?

宅配ボックスの設置に対する補助金制度は、再配達の削減や配送効率の向上を目的として、国や自治体で実施されています。
これらの制度は地域や条件によって異なりますので、以下に主な情報をまとめます。
国の補助金制度
国土交通省では、住宅のリフォーム工事と合わせて宅配ボックスの設置を支援する制度を提供しています。
例えば、「子育てエコホーム支援事業」では、省エネ改修と併せて宅配ボックスの設置が補助対象となり、1ボックスあたり11,000円の補助が受けられます。
※国の補助金制度では、指定された製品のみが対象となるケースもあり
自治体の補助金制度
多くの自治体でも独自の補助金制度を設けています。
例えば、品川区では宅配ボックスの設置に対して助成金を提供しており、詳細は区の公式サイトで確認できます。
また、甲斐市では宅配ボックス購入費の一部を補助しており、購入費用の1/2(上限10,000円)が支給されます。
これらの各自治体の補助金制度は、ネット通販で販売されている商品も必要書類を提出すれば、ほとんどの場合で補助対象となるため、選択肢が広がります。
補助額についても、全額負担とはならなくても平均1万円程度が補助されるケースが多く、ある程度の価格帯でしっかりとした製品を選ぶことが十分に可能です。
そのため、安価な製品に妥協することなく、安全性や耐久性を考慮した宅配ボックスを選ぶことができるでしょう。
補助金を利用できるかどうかは自治体ごとに異なりますので、一度、設置予定の自治体のホームページを確認し、対象条件や必要書類についてチェックしてみることをおすすめします。
補助金に関するより詳しい情報
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【2024年】宅配ボックス補助金制度で宅配ボックス設置!賃貸住宅も補助金の対象
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AR(拡張現実、Augmented Reality)とは?

AR(拡張現実、Augmented Reality)とは、現実世界にデジタル情報を重ね合わせ、現実を拡張する技術です。
具体的には、スマートフォンやタブレットのカメラを通じて現実の風景を映し、その上にCGやテキストなどの仮想情報を表示することで、現実と仮想が融合した体験を提供します。
ARの主な特徴
現実と仮想の融合
現実の環境に仮想のオブジェクトや情報を重ね合わせ、ユーザーに新しい視覚体験を提供します。
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後付けの戸建て用宅配ボックスの真実まとめ

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安さに飛びついたせいで、日々のストレスや不便が増えるリスク、本当に納得できますか?
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